こちらは『ブプロンSR 150mg 100錠』です。

ブプロンSRは、インドの製薬会社SUN PHARMA社社が開発しており、ブプロピオンを有効成分とする米国のGSK社で開発された禁煙治療薬ザイバンのの後発医薬品(ジェネリック)です。ザイバンと同じ有効成分のため、ザイバンと同じくニコチンを含まない禁煙治療薬として他のニコチンパッチなどの禁煙治療薬の2倍近い禁煙時の離脱症状(イライラ感や集中力低下等)の緩和効果が特徴で、ザイバン同様の効果&効能であるにも関わらず、1錠あたりの価格がザイバンの約2分の1という安値が特徴です。

使用方法は厳守して下さい。使用方法は、初めの1週間目(喫煙可能です)の初日〜6日目までは1回1錠(150mg)を1日1回服用して下さい。1週間目の7日目に1回1錠(150mg)を1日2回(2回の間隔は8時間以上開けて就寝約3時間前からは服用を避ける)服用して下さい。2週間目(この期間からの禁煙を開始して下さい)から最大9週目まで1回1錠(150mg)を1日2回(2回の間隔は8時間以上開けて就寝間際は避ける)服用して下さい。7週目以降も禁煙できない場合は服用をお止めください。服用の際は口の中で噛み砕いたり、また服用前に潰したりせずに飲み込んでください。噛み砕いたり、潰したりしての服用では禁煙効果が期待できません。禁煙効果は服用後約2〜3時間で効果が表れます。ザイバンと同じ主成分であるブプロピオンは、当初はドーパミンとノルアドレナリンの再取り込みの阻害作用により気分を上げてくれる抗うつ薬(精神安定剤)として開発され販売されていましたが、禁煙時の離脱症状(イライラ感や集中力低下等)の緩和効果がアメリカ食品医薬品局(FDA)により承認されています。

ブプロンSRと同じ主成分のブプロピオンには併用して服用すると身体に危険を及ぼす為、併用しての服用を禁止している併用禁忌薬と、服用を禁忌している場合があります。併用禁忌薬としては、モノアミン酸化酵素阻害薬・抗うつ剤・精神薬・喘息や肺疾患治療薬(テオフィリンなど)・鎮痛剤・抗マラリア薬・服用ステロイド・キノロン系抗生物質・抗ヒスタミン剤・糖尿病治療薬などがあります。また、癲癇の方・発作閾値を低下させる恐れのある「アルコールやベンゾジアゼピンを含む抗不安薬の急な服用中止を行っている方」・拒食症・過食症・脳腫瘍を患ったことがある方・肝障害・重篤な腎疾患・高血圧の方などの場合への服用は禁忌とされています。また、ブプロピオンの副作用として自殺念慮リスクの増加や不眠症の危険性が報告されている為、小児・思春期・青年期・若年成人への服用も禁忌とされています。大量のアルコールを定期的に摂取している人の服用もお控えください。また発作等が起こった場合はすぐに服用を止めてお近くの病院等で医師の指示に従ってください。