こちらは『ヤスミン (低用量ピル)21錠』です。

ヤスミンは、ドイツのSCHERING社が開発しており、有効成分として合成卵胞ホルモン「エチニルエストラジオール」0.03mgと 黄体ホルモン「ドロスピレノン」0.3mgを配合した低用量避妊ピルです。 2001年にFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けた、比較的新しい第四世代と呼ばれる経口避妊薬で、アメリカで最も処方されているピルのひとつです。 その特徴は、従来のピルでは服用するとホルモンバランスの変化によって体重が増加するというケースがありましたが、「ヤスミン」はその体重変化をできるだけ少なくすることを目的に開発された薬だということ。 卵胞ホルモンの影響で体内に蓄積された水分を、黄体ホルモン「ドロスピレノン」の持つ利尿作用によって排除することで体重増を防ぎます。 また、「ドロスピレノン」は体内にある天然の黄体ホルモンに近い成分であることから、副作用の軽減にも有効で、その結果、体重の変化はもちろん、ニキビの発生、むくみ、ガスなどの副作用や影響が大幅に軽減されています。 ヤスミンは21日間服用する錠剤のホルモン含有量が一定の一相性タイプですので、服用法は簡単で、飲み違えるなどの心配もありません。

生理開始の第1日目より服用をはじめ、毎日なるべく一定の時刻に21日間服用を続けます。 その後、7日間の服用休止期間を経た後、次のピルシートに移ってください。 ●「ヤスミン」の服用開始の時期について <生理が始まって5日経過以内> すぐに服用を開始できますが、即日の避妊効果は期待できません。服用開始から7日間は他の避妊法を併用してください。 <生理開始から5日以上経過> 次の生理を待って、生理開始第1日目より服用を始めてください。